ヨーロッパでは、アジアの言葉を学ぶ人が増えている、と以前友人に聞いた事があります。 確かに意味不明な日本語や、漢字の入ったTシャツを着た人や、タトゥーを入れた人が沢山います。 今まで私が見た中での最強は、オランダで遭遇した、たったひと文字「を」と書かれたTシャツを着てた人かな(笑)。 何かのCMでも「SAYONARA」と言っていたので、通りすがりに言われたりしたし、ドイツの通信会社のCMでは、ドイツ代表チームが空港で、世界中のサポーターにようこそ!と歓迎するのですが、日本語で書かれたプラカードの文字は「歓迎される」…それは、「歓迎します」でしょ(笑)? でも、本当に流暢な日本語を話す方に、私はドイツで、二度も助けられた事があります。 一度は、初めてのドイツ旅行で、友達といきなり空港で迷子になりました…^_^; DB(ドイツのJRみたいなもの)のオヤジは冷たくて、何言ってるのかよく分からないし、土曜日で日本大使館に電話しても繋がらないし、途方に暮れそうになった時、パーサーらしき制服を着たお兄さんがいたので、この人なら英語が話せるだろうからと、たどたどしい英語で「英語が話せますか?」と聞いたら「余り出来ないよ」と言いながら、私達よりよっぽど綺麗な英語で返して来て(笑)、「ニホンゴ、スコシデキマス」 「ミュンヘンに行きたいのですが、どうやって行ったら良いのですか?」 「ここは空港駅だから、中央駅まで行かないと行けないよ。調度僕もそこまで行くので、一緒に行こう!」 中央駅ではインフォメーションで、時刻や、何番線に乗れば良いのか調べて来てくれ、「まずはシュツットガルトまで行って、そこで、又何番線に乗れば良いのか聞いた方が良いよ。じゃあ、気を付けてね!」 今思えば、あのお兄さんとの出会いが無ければ、私はこんなにドイツ好きにはならなかったと思います。 二度目は、今回ゲルゼンキルヘンで、アルゼンチンVSセルビアモンテネグロ戦に向かう、トラムとゆう路面電車待ちをしている時、物凄い人数がまだかまだかと乗る順番を待っていて、いざ目の前で扉が開いた瞬間、人の波に押され、私はダンナとも離れ離れになり、体と手も離れ離れになり、このままだと手から鞄が無くなるか、体から手が無くなるか(>_<)と思える程、悲惨な状況に陥り、少しパニックを起こしかけていた時、「ここに来て下さい!」と日本語が聞こえて来て、ハッと我に返って全身を振り絞り、彼が案内してくれた安全な場所まで行く事が出来ました。 「日本のラッシュアワーより凄いですね(笑)」 と言った彼は、お母さんが日本人のハーフで、8ヶ月間埼玉で暮らし、日本語の勉強をしていたそうです。 今回のチケットは、スポンサーである某T芝さんに勤めている方に頼んでやっと取れた、と言ってました。 このお世話になった二人には、その場のお礼しか言う事が出来ず、連絡先をちゃんと聞いておけば良かったなぁ~何て思ってます。 そしていつか、きちんとドイツ語を勉強して、日本で困っているドイツ人がいたら、助けてあげたいです。…まぁ、いつになる事やら(-.-;) ↑「歓迎される」&この後悲惨な事に…
by umezo-cyclista
| 2006-07-24 00:06
| 奥様のお部屋
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