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ナショナリズム

当たり前だけれども、ドイツは日本同様ナショナリズムに敏感である。
国内も敏感だけれども、近隣諸国も敏感である。
まぁそりゃそうだわな。
個人的には日本の国歌や国花には・・・・いや、やめておこう。世相が世相だけに「国を愛する人たち」に知れたら大変なことになる。
今回の旅で始めて知ったのだが、ドイツ国歌は大戦以降は3番しか歌われていないそうな。
歌詞の内容から、「削除」されたのである。へぇ~×?
国歌を力いっぱい歌うナショナリズムには危険性をはらんでいるけれども、ミュンヘン・オリンピア・シュタディオンのパブリックビューイングに試合を見に行ったときは、感動した。
集まったドイツ人が画面に向かって一斉に国歌を歌う姿に鳥肌が立った。
翻って、セルビア・モンテネグロ。周知の通り6月をもってセルビア共和国とモンテネグロ協和国に分離が決定。事実上、ユーゴスラヴィアの解体が完了したことになる。
つまり、この大会が、コートジボワール戦が最後の代表チーム。最後の国旗。最後の国歌となったわけだ。
そう思いながら、国歌斉唱で口ずさんでいると(残念ながら歌詞は歌えない。セルビア語知らない)目頭が熱くなった。
そして、08年ユーロの予選とそれに向けてのテストマッチからセルビア代表としての新しい国旗、新しい国歌、新しいユーフォームとなる。
ここで問題である。
セルビア・サッカー協会会長が「ユニフォームは国旗の色の並びにするべきだ」と言い出した。
え~?国旗の色の並びって、赤・青・白・・・シャツが赤、パンツが青、ソックスが白・・・格好悪いよ絶対。
しかも、ナイキになるらしい・・・ヤな予感。
だいたい、青色だから「プラーヴィ」なんだよなぁ。
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by umezo-cyclista | 2006-07-09 19:56 | 旅日記
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